元旦に日本中の神社に神様たちが現れて、そのまま現世で暮らし始めました。現世のルールをまったく知らない神様たちの行動で社会は大混乱。また人間たちのなかにも神様を騙して利用する者たちが現れるようになります。
そこで政府は神様たちが人間と共に生活することで人間社会のルールを学べるように『神様特区』を設置します。そして特区のなかにある学園で神様と人間が共に過ごすことを決めた『神様教育法』が制定されることに。
主人公は神様を受け入れる学園に通っており、なぜか弟扱いしてくる同い年の幼馴染や手のかかる妹と賑やかに暮らしていました。
神様たちが編入されてくる新学期、主人公たちのクラスにも神様たちが加わります。しかし新たに校長に就任した天照大神によると神様たちの出席率は半分しかいなかったようです。偶然なのか必然なのか、『欠席していた神様たちを登校させる』という問題を任されてしまった主人公。幼馴染・いつきに協力してもらい、リストアップされた神様たちを説得して回ります。欠席していた神様たちもほとんどが『登校する』という行為を理解していなかっただけで順調に話が進みましたが、主人公のクラスメイトになったサクヤだけは頑として受け入れません。しかしサクヤの姉・イワナが取り成してくれたおかげでようやく同意してもらえます。
また所在地不明だったイナリを発見、家出中だった月詠を主人公の家で預かることになりようやく全員が揃うことになります。
しかし神様と人間の意識の違いは根強く、それぞれに徒党を組んで相手を批判しあう展開に…。ある事件をきっかけに口論となったいつきとサクヤが両者の中心人物にまつりあげられてしまいます。状況を打開しようとした主人公は宴会を企画し、中立的な立場だった神様や人間たちの協力もあって大勢の参加が見込まれることになります。しかし会場に予定していたサクヤの神社をしようすることを拒否されてしまいました。『夜と朝に来てくれれば理由が分かる』というイワナのアドバイスに従う主人公が見たものは、楽しそうに騒ぐ花見客の姿と翌朝のゴミだらけになった惨状でした。
花見客(人間)の身勝手な行動を恥じてサクヤに申し訳なく思った主人公はひとりで掃除を始めます。そこへいつきが加わり、友人たちが加わり、さらに神様たちや町の人たちまで加わっていつの間にか町全体の掃除が始まってしまいます。混乱にならないようにあちこちに走り回って指揮を執る主人公。途中、神様の暴走で振り出しに戻ったりもしましたが無事に掃除を完了します。その様子を見ていたサクヤから神社の使用を許可されて、神様と人間の融和を目的とした宴会が開かれることに…。
主人公は江戸っ子気質の持ち主で天照からも『良い魂を持っている』と評価されています。そのため神様たちからの受けも総じて良いもので、神様と人間との間を取り持つのに最適といえる存在です。行動力もあり周囲を引きこんでいくところは高評価。江戸っ子口調は違和感がありますが、ラストまでへたれなければ良主人公になれるかもしれません。
ツクヨミとスサノオは神話では男神なのですが今作では女神化してますね。神話との相違点といえばイワナさんの素顔が実に愛らしいです。体験版は文句無しで合格点。激戦の10月でなければこの時点で確定させるところですが、他作品が出揃うまで保留です。
theme : 18禁・美少女ゲーム
genre : アダルト