エスト→円と終わったところで個別に感想を書き込む気がなくなりました。
少し過去作品のネタが多するように感じました。二次元オタクの後輩が入手したレアなフィギュアが「Like a Butler」の瑞穂だったり、カラオケで「プリンセスフロンティア」のOP『オモウチカラ』が流れてモニターにはアルエがいたり、クラスメートの中に複数作品のヒロインが紛れていたり…。
いや、ここまでは良いです。この程度のどうでもいいような登場には異論が無いどころか喜びました。
しかしアイギスのガードと明言してしまうのは必要があったのでしょうか? アイギスのガードが依頼主の命令とはいえ誘拐まがいの行動を手助けしている姿には違和感を感じました。ファランクスの工作員も出てきたことだし設定を手抜きしたのか『こうしておけば喜ぶだろう』とでも思われているのか…。
「Like a Butler」での霧子先生は正体が明言することなく、作中で一回だけ交信のときに特徴的なコードネームを言うことで『分かる人には分かる』身分の明かし方をしました。そのくらいのさりげない示唆で良かったと思うんですが…。内容以前にガッカリしました。
内容的には検討時に心配していた通り、主人公がキャラ的に弱かったです。荒事になると専門家の出番。逃走時には仲間たちが率先して盾になってくれて逃げるのみ。心の中では色々考えてはいるもののそれを口に出すことが少なく周囲に流されがち。鈍感はエロゲ主人公のテンプレと許せますが、へたれは勘弁してほしいところです。
欠点ばかり書き連ねているようですが、期待の高さの裏返しです。まとまっているとは思います。最後にプレイした純ルートはなかなかのものでした。幼馴染属性を割り引いても純ルートを最後に残していたことは正解だったのではないかと思います。
theme : 18禁・美少女ゲーム
genre : アダルト